↑の画像桃色無印・きゅ。様作 転載禁止
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BOX’R撮影終了・・・・後悔後にも先にも立たず 蓮サイド
「っくそ!!」
蓮は、眉間に皺を寄せながら不機嫌を顕わにして小さく呟いた。
モデルウォークをキョーコに教えて以降モデルと言っても過言ではないほどのキレがある動きやスタンスを恐ろしい速度で習得していった。
もともと、所作が洗練されていたキョーコはナツのリアルな演技力も加わり人気沸騰した。
その噂が行く先々の俳優仲間にまでも、及ぶほどだったのである。
行く先々の男達から聞く、キョーコの女性としての評価に焦りと同時にちりちりと胸を妬けついていく。
まさか、このBJの撮影現場でもその女性としての評価を村雨の口から聞くことになろうとは思わずにいた。
丁度、撮影の休憩中に「京子」という言葉が聞こえ共演者と話ているらしい事が覗えたため、話し声に聞き耳を立てていた。
何時から京子の話が出ているのかが解らないが、狙っているような村雨の口調に対して、セツカに言い寄ろうとしていた時のように「懐くな!」と言うことも出来ないのだ。
村雨を含む共演者同士の会話は尚も続く。
「京子って凄いタイプなんだよなー?セッちゃんも良いかと思ったけど、やっぱり洗練されてるし、顔可愛いし、完璧な女の方が落とし甲斐あるよな?あの色っぽい顔見てると血が滾るってもんでしょう?あんな最高の女絶対抱きたくなるってもんだけど」
「へーお前ああいう女が、好きなんだ?でも体型が、寂しくないか?」
「確かにそうなんだけど、だからこそ育て甲斐があるってもんでしょう?俺好みに育てあげるのも良いかな?とか思うわけよ」
「確かになぁ~見た目従順そうな女だし浮気しなそうだしな~」
「そーなんだよー放置しても待っててくれそうじゃないか?」
その村雨の言葉に、蓮はBJを保つことすら出来ないほどの焦りを感じていた。
魅力的な彼女に「どうしてやろうか・・・・」という気にさせられる。
村雨は、セツカという架空の人物が好きだったはずだ。
だから・・・・・馬の骨にもならないと思い込んでいた。
こんな事なら、モデルウォークを教えなければよかった。
そう蓮は、葛藤を胸の奥で抱いていた。
(ずっと傍にいて、ずっと俺だけを見て、何も考えないで俺だけの為に生きて?)
と、彼女の可能性を潰す私情を挟んだ言葉が脳裏を掠めて消えていく。
冷静に考えれば、村雨にとってキョーコは会ったことも無い女でしかなく。
今後共演でもしない限り、村雨がキョーコに近づくチャンスなどないと思えた。
二人は知り合いでもなんでもないのだから。
不安要素を打ち消すように、自分にそう心の中で言い聞かせることで、燻り続ける想いを抑え込もうとしていた。
だがそんな想いとは裏腹に、村雨は既にとんでもない行動をとった後だった。
「実は昨日のうちに京子のスケジュール手に入れてるんだよね~~~~~~」
その村雨から語られる聞き捨てならない言葉を耳にした瞬間ゴクリと喉を鳴らした
LMEは様々な管理の行き届いた大手だと思っていたのに、大事なタレントのスケジュールを何処かから漏らしていた・・!?
それが本当なら、情報漏洩も甚だしい
多分、あの愛が全ての社長が手回ししたのかもしれない。
でなければそう簡単に流れるはずもない。
備に、情報に関しては裏の裏まで入ってくるのが大手の強みなのだから・・・・・。
噂の人物である京子のBOX’Rの撮影は、今日終わる。
俺は、村雨などに先を越される前に、手をまわそうと画策していた。
もうすでに馬の骨の筆頭が動いていることなど想像すらせずに。
震える手で携帯を持ちキョーコの番号を表示させた。
発信音の後、いつものように可愛らしい声が響く。
『はい最上です。お疲れ様です、敦賀さん!!』
「お疲れ様?今日でBOX’R終わりだよね?もし、よかったらお祝いをしたいんだけど!!」
『あの・・・・今日は予定がありまして、大変申し訳ございませんが・・・・・』
その時、キョーコの背後で誰かが話す声が響いてきた。
『なーに?ナツの彼氏?』
『何を言って?滅相もございません!!恐れ多いです!!』
『えーだれーだれだれ?』
むこうから聞こえる会話を遮り蓮は、矢継ぎ早に告げていた。
「あの、最上さん・・・・・今の子とどこか行くの?なら俺がいろんな所へ連れてってあげるから、そこで待ってて」
そうしなければ村雨がキョーコの所へ行くだろうと思い、キョーコからの否定を聞く前に電話を切った。
打ち上げパーティーパートナー争奪戦へ続く
「っくそ!!」
蓮は、眉間に皺を寄せながら不機嫌を顕わにして小さく呟いた。
モデルウォークをキョーコに教えて以降モデルと言っても過言ではないほどのキレがある動きやスタンスを恐ろしい速度で習得していった。
もともと、所作が洗練されていたキョーコはナツのリアルな演技力も加わり人気沸騰した。
その噂が行く先々の俳優仲間にまでも、及ぶほどだったのである。
行く先々の男達から聞く、キョーコの女性としての評価に焦りと同時にちりちりと胸を妬けついていく。
まさか、このBJの撮影現場でもその女性としての評価を村雨の口から聞くことになろうとは思わずにいた。
丁度、撮影の休憩中に「京子」という言葉が聞こえ共演者と話ているらしい事が覗えたため、話し声に聞き耳を立てていた。
何時から京子の話が出ているのかが解らないが、狙っているような村雨の口調に対して、セツカに言い寄ろうとしていた時のように「懐くな!」と言うことも出来ないのだ。
村雨を含む共演者同士の会話は尚も続く。
「京子って凄いタイプなんだよなー?セッちゃんも良いかと思ったけど、やっぱり洗練されてるし、顔可愛いし、完璧な女の方が落とし甲斐あるよな?あの色っぽい顔見てると血が滾るってもんでしょう?あんな最高の女絶対抱きたくなるってもんだけど」
「へーお前ああいう女が、好きなんだ?でも体型が、寂しくないか?」
「確かにそうなんだけど、だからこそ育て甲斐があるってもんでしょう?俺好みに育てあげるのも良いかな?とか思うわけよ」
「確かになぁ~見た目従順そうな女だし浮気しなそうだしな~」
「そーなんだよー放置しても待っててくれそうじゃないか?」
その村雨の言葉に、蓮はBJを保つことすら出来ないほどの焦りを感じていた。
魅力的な彼女に「どうしてやろうか・・・・」という気にさせられる。
村雨は、セツカという架空の人物が好きだったはずだ。
だから・・・・・馬の骨にもならないと思い込んでいた。
こんな事なら、モデルウォークを教えなければよかった。
そう蓮は、葛藤を胸の奥で抱いていた。
(ずっと傍にいて、ずっと俺だけを見て、何も考えないで俺だけの為に生きて?)
と、彼女の可能性を潰す私情を挟んだ言葉が脳裏を掠めて消えていく。
冷静に考えれば、村雨にとってキョーコは会ったことも無い女でしかなく。
今後共演でもしない限り、村雨がキョーコに近づくチャンスなどないと思えた。
二人は知り合いでもなんでもないのだから。
不安要素を打ち消すように、自分にそう心の中で言い聞かせることで、燻り続ける想いを抑え込もうとしていた。
だがそんな想いとは裏腹に、村雨は既にとんでもない行動をとった後だった。
「実は昨日のうちに京子のスケジュール手に入れてるんだよね~~~~~~」
その村雨から語られる聞き捨てならない言葉を耳にした瞬間ゴクリと喉を鳴らした
LMEは様々な管理の行き届いた大手だと思っていたのに、大事なタレントのスケジュールを何処かから漏らしていた・・!?
それが本当なら、情報漏洩も甚だしい
多分、あの愛が全ての社長が手回ししたのかもしれない。
でなければそう簡単に流れるはずもない。
備に、情報に関しては裏の裏まで入ってくるのが大手の強みなのだから・・・・・。
噂の人物である京子のBOX’Rの撮影は、今日終わる。
俺は、村雨などに先を越される前に、手をまわそうと画策していた。
もうすでに馬の骨の筆頭が動いていることなど想像すらせずに。
震える手で携帯を持ちキョーコの番号を表示させた。
発信音の後、いつものように可愛らしい声が響く。
『はい最上です。お疲れ様です、敦賀さん!!』
「お疲れ様?今日でBOX’R終わりだよね?もし、よかったらお祝いをしたいんだけど!!」
『あの・・・・今日は予定がありまして、大変申し訳ございませんが・・・・・』
その時、キョーコの背後で誰かが話す声が響いてきた。
『なーに?ナツの彼氏?』
『何を言って?滅相もございません!!恐れ多いです!!』
『えーだれーだれだれ?』
むこうから聞こえる会話を遮り蓮は、矢継ぎ早に告げていた。
「あの、最上さん・・・・・今の子とどこか行くの?なら俺がいろんな所へ連れてってあげるから、そこで待ってて」
そうしなければ村雨がキョーコの所へ行くだろうと思い、キョーコからの否定を聞く前に電話を切った。
打ち上げパーティーパートナー争奪戦へ続く
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